厚生労働省の補助事業として、医療安全支援センターの円滑な事業運営のための支援が行われています。2018年(平成30年)からは一般社団法人医療の質安全学会が総合支援事業を運営しています。
2008(平成20)年度 事業内容
医療安全支援センターの業務を支援するためのキーワードを「伝える」と「共有する」として、4つの具体的な取り組みを行います。
1.研修の実施
全国6箇所で「初任者研修」「実践研修Ⅰ」「実践研修Ⅱ」を開催します。
2.ジョイントミーティングの開催
平成19年度には「医療安全支援センター協議会」として開催していましたが、趣旨をより反映させた名称に変え、全国規模の経験交流、情報交換の場とできるようにして開催します。
3.ホームページコンテンツの拡充
職員専用ページをセンター業務遂行における情報共有ツールとするべく、研修のライブ映像、相談対応方法の紹介、他の医療安全支援センターの一覧情報などのコンテンツを掲載します。
4.プロジェクトチーム(PT)の新設
プロジェクトチームは各医療安全支援センターが情報を共有しながら、自発的な取り組みが進むようになることを目標とした活動として始めます。全国の医療安全支援センター職員の有志が、日頃の相談業務で困っていること、課題となっていることを持ち寄り、それらの解決をめざす自主的な活動にしたいと考えています。
- 相談対応のあり方PT:相談対応がスムーズにいくためのガイドブックの作成
- 医療機関との連携PT:医療機関との連携の取り組みマップの作成
- 住民への教育・啓発:地域住民に医療への理解を深めてもらうための住民啓発活動の実施
以上の事業を円滑に実施するために、医療安全支援センターと支援事業の連絡体制の強化を目的とした事務連絡担当者のメーリングリストを構築します。また、医療安全支援センターの設置状況等の調査も行います。