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全国各地の医療安全支援センターにおける、さまざまな活動を紹介します。

2017年医療安全支援センタースキルアップ研修報告

7月24日にスキルアップ研修を実施しました。スキルアップ研修は、すでに相談経験がある相談員のスキルアップを目標に、事例検討とロールプレイを行う研修です。今年度の開催は2回で、次回は10月に開催を予定しています。
この研修の目的のひとつは、相談員の方ご自身が自身の課題を発見するということでした。今回は、30名の参加者が集い、最終的には、ほとんどの相談員の方がご自身の課題を発見できていたようです。課題を解消してよりよい相談に繋げていきたい、といった力強いコメントが寄せられました。

■午前プログラム〜事例検討

最初に、各自が持参した事例を分析的に検討した後、グループで事例を共有し検討しあいました。グループで事例を共有することで、「こんな事例もあるのか」と自身の相談の幅が広がるとともに、他の方とご自身の対応についてよかった点、改善すべき点等を検討することができました。
最後に、全体で、2つのグループの事例を共有しあいました。どちらの事例も、なかなか一筋縄ではいかないような事例です。医療提供者ではない支援センターに何ができるのか、相談者のためになるのはどのような対応か、COML代表の山口さんをまじえ、対応が難しい事例について、どのような対応が適切なのかを話し合いました。

■午後プログラム〜ロールプレイ

ロールプレイでは3人ひと組で、相談員役、相談者役、観察者役に分かれて、7分間のロールプレイを行いました。
同じモデル相談事案を素材に使っても、グループごとに相談員が相談者から何をどのように聞き出せたのか、最終的にどんな着地点へ落ち着いたのかは異なります。こうした違いも学びのきっかけです。最後に、どのようなところがよかったか、改善すべき点は何か等をいくつかのグループから意見を出し合い、全体で共有してロールプレイは終了。山口さんからの講評をまじえ、参加者の何名かに、今後自身にとって必要なことは何かについての“気づき”を発表してもらいました。“相談員が自分の持っていきたい着地点があると聴けなくなる”と、聴くことの大切さに改めて気づく重要な指摘もされ、印象的でした。
支援センターの仕事は、知識をもって、相談に答える場だというイメージがあるかもしれません。知識ももちろん大切ですが、相談に来られる方に寄り添い、情報を整理して、相談者自身が解決できることを支援することも支援センターの重要な役割ではないでしょうか。より多くの相談者がご自身の悩みをご自身により解決することに、この研修がつながってくれればいいなと願います。